今週は「東京タワー週間」です・・・・ウソです。
プロデュースの久保くんやバンドのメンバーたちと作業をしていた港区のスタジオから東京タワーがよく見えていた。
「東京タワー」というタイトルで書いて欲しいと言われ、真っ先にあのスタジオの窓から見える東京タワーを思い出した。
昼間のアレはなんとも色気も雰囲気もなく、ましてや歌になんかなりそうもないただの電波塔なのに夜になって電飾で飾られると、なんとも象徴的になったりして騙される。
まるでナンか(?)みたいだ。
男はハッキリ言えば東京タワーのある景色なんてどうでもいい。
となりにいる女のための景色のひとつだ。
そんなもんに見惚れたり、考えたりはしない。
なのに、ひとりで見上げたり、眺めたりすると妙にオセンチになったりするから情けない。
この詞のオトコなんてまさにサイアクだ。
カッコ悪いったらありゃしない。
海や空や山の広大さとはわけがちがう、ただでかくて高いだけの建造物のくせしやがって、油断してうっかり夜とかにひとりで見上げたりすると 海だの空だの山だのみたいにおのれのちっぽけ感をおもいっきり感じさせたりしやがって、そのくせ朝が来ればなんともシラけた顔で建ってたりする。
窓から見えるだけで物件の価値をあげ、家賃を上げてしまう東京タワー。
おそるべし・・・。
なんか東京には、他に見るものがないのかとひねくれてしまいそうだ。
見上げてもキレイじゃない空の東京。
あんなものを見上げて悲しくなったりすること自体がよっぽど悲しい。
なぁーんて、さんざんボロクソ言いながら、写真撮ったり、詞を書いてみたりして、憎まれ口をたたいちゃいるが・・・・けっこう好きだったりするらしい。
やだやだ・・・・。

あぁ、やっぱりこのバンドに書く詞は好きだなぁー・・・・と自画自賛(ちょっと反省)


関連リンク
「MOONLIGHT to DAYBREAK」(No.0034)
「TOKYO CITY CALLING」(No.0048)
「TOKYO TOWER」(No.0049)
「今日の仕事がすんだら」(No.0061)
「It's heavy,tonight」(No.0152)
「WANT YOU」(No.0153)
「TOKYO TOWER」
作詞 mc tk
(前田たかひろ・久保こーじ)
作曲 COZY KUBO
編曲 No! Galers
プロデュース COZY KUBO
No! Galers
発売元 cutting edge
発売日 '98/11/18
single
「TOKYO TOWER」