この歌は、「茄子-アンダルシアの夏」というアニメの中で歌われている歌だ。
スペインでの自転車レースを題材にしたアニメで、スタジオ・ジブリの宮崎監督の片腕と言われる作画監督の高坂希太郎さんの初監督作品だ。日本でアニメを画かせたら今イチバン上手いのだそうだ。
そして映画の音楽を担当したのが、ミサオのプロデュース以来、親しくさせていただいているサックス奏者の本多俊之さんで、その関係でこの詞の依頼を受けた。

 「Campo(カンポ)」というのはスペイン語で「田舎」とか「田園」というような意味でこの詞を書くためにスペイン語を色々調べて見つけ出したコトバだ。
なんせ、この歌はスペインのアンダルシア地方のの民謡という設定だったので短いけれどもけっこう苦労をした。
なんせスペインなんか行ったことなかったし・・・・。
いろいろアンダルシアに関する本を読んだり、いろいろイメージを膨らませて何種類か書き上げて、監督さんに選ばれたのがこの詞だった。

 映画の中でこの歌は、最後に地元のオジサンが懐かしむような感じで、アカペラで歌うという設定だった。
そのため、昔から地元の人に歌い継がれてきたような歌にしなくてはならなかったので気候や風土はもちろん、アンダルシアの空気感というか、肌触りというか・・・・人情とか・・・。
そういった感触を表現することに集中した・・・・行ったコトないけど・・・・。
そんなことしているうちに、相当行ってみたくなってしまった・・・アンダルシア。

 なぁ〜んてコトをココで書くと、僕のとあるアンダルシア通のセンパイが「よっし!前田行こう!アンダルシアっ!行こうっ!!!」って言い出しそうな気がするのであんまり言わないことにしよう・・・・^0^
でも、ホントに行きたくなっちゃうような、そんな国・・・というか町です。アンダルシア・・・・。


Campo(カンポ)
作詞 前田たかひろ
作曲 本多俊之
編曲  
プロデュース 本多俊之
エルナンデス
発売元 株式会社バップ
発売日 '03.7.23
映画「茄子 アンダルシアの夏」オリジナル・サウンドトラック収録